看護学校の面接でよく聞かれることは?質問例や受かる人の特徴などを解説

看護学校の入試において、面接は重要な選考要素です。面接では様々な質問を通じて看護師としての適性や人柄、コミュニケーション能力などが評価されます。
看護学校の受験を予定していて「面接ではどのような質問をされるのか」「どう答えれば好印象になるのか」と不安に感じている方も多いでしょう。この記事では、看護学校の面接でよく聞かれる質問や回答時のポイント、さらに面接で評価されやすい人の特徴などを解説します。
看護学校の面接で重視されるポイント
看護学校の面接では、将来看護師として活躍できる資質が備わっているかが重視されます。まず見られるのは、人間性や責任感の部分です。誠実さや思いやり、忍耐力などは看護師の基本的な素養として欠かせません。
また、コミュニケーション能力も見られるポイントです。看護師は患者さんやご家族だけでなく、医師や他の医療スタッフとも連携する必要があるため、相手の気持ちをくみ取りながら的確に情報を伝える力が求められます。
協調性もポイントで、医療現場はチームで動くため、協力し合いながら円滑に業務を進められる人物であるかが問われます。面接官は、過去の経験やエピソードから、他者と信頼関係を築ける人物かどうかを見極めます。
そうした要素を総合的に評価し、看護師に相応しい人物かどうかが判断されます。
看護学校の面接でよく聞かれること
看護学校の面接では「志望動機」「長所・短所」「これまでの学生生活」「看護観」などがよく聞かれます。
それらの詳細や適切な答え方を解説します。
志望動機
面接官は「なぜ看護師を目指すのか」「なぜこの学校なのか」を確認するために志望動機を聞くことが多いです。答える際は、きっかけ→理由→将来像という流れで話すと一貫性が生まれます。
例えば、家族の介護経験や病院でのボランティアを通じて看護師の役割に感銘を受けたこと、その経験からこの学校で学びたいと思った理由を具体的に挙げましょう。また、自分の将来像と学校のカリキュラムや方針がどのように結びつくかも述べると説得力が増します。
長所・短所
自己分析力、客観性、改善意欲などを見るために長所・短所が聞かれることも多いです。長所は看護業務に活かせる資質(責任感、忍耐力、傾聴力など)を選び、具体的なエピソードを添えて説明するのが良いです。短所は包み隠さず正直に述べ、そのまま終わらせず「その短所を改善するために何をしているか」を話すことが重要です。
例えば「人前で話すのが苦手だが、話す機会を積極的に作り、場慣れすることでの克服に取り組んでいる」など、努力している姿勢を見せると前向きな印象になります。
これまでの学生生活
「これまでどのような学生生活を送ってきたか」に関連する質問も多いです。例えば「学生時代に最も打ち込んだことは?」といった質問などです。学業だけでなく、部活動や委員会、アルバイトなどで得た経験を通じて、協調性や責任感、計画性を示すのが適切です。集団の中での役割や他者との協力経験を具体的に話すのが良いでしょう。
例えば「文化祭で実行委員を務め、計画から運営まで全員で支え合いながら成功させた」など、困難を乗り越えたエピソードだと好印象です。
看護観
「どんな看護師になりたいか」という看護観に関する質問も多いです。患者さんの尊厳を守る姿勢や、身体だけでなく心のケアを重視する考え方など、自分が大切にしたい理念を具体的に伝えましょう。
抽象的な言葉だけでなく、「患者さんに寄り添い安心感を与えられる存在になりたい」などの具体像を示すことで、面接官にあなたの看護師像が明確に伝わります。
面接で受かる人の特徴
看護学校の面接で評価が高くなる人には共通する特徴があります。まず、看護師を志す理由や将来の目標が明確であり、その動機を自分の経験や価値観と結びつけて、自分の言葉で具体的に語れる人です。抽象的な理想だけでなく、どのような看護師になりたいか、どの分野で貢献したいかといったビジョンを持っていると評価されやすいです。
また、面接官とのアイコンタクトや適度なうなずきができ、落ち着いた口調で話せるなど、基本的なコミュニケーション能力があり、誠実さや安心感を与えられる人も好印象です。さらに、清潔感のある服装や整った身だしなみ、姿勢やお辞儀といった礼儀作法も評価の対象で、それらをしっかりできている人は面接で受かりやすいです。
看護学校の面接に受かるためには
看護学校の面接では、志望動機や看護観、これまでの経験に関する質問などを通して、看護師としての資質や学ぶ意欲、協調性などが評価されます。自分の考えを具体的に伝える準備をし、清潔感や礼儀正しさといった第一印象も大切にしましょう。限られた時間の中で、自分の強みや将来像を明確に示せる人が合格に近づきます。
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